NHKで空き家問題特集

1月11日(日)、NHKで午後9時から今全国で問題となっている「空き家」についての特集番組がありました。

中野区の空き家問題に対し、精力的に取り組んでいる私にとっても多々参考となることがありました。以下、その時の私のメモを記します。

  • 現在全国の空き家数は実に約820万戸。空き家率は2015年で13.5%、これが20年後の2035年には32パーセントで約3軒に1軒が空き家になると想定しています。
  • その最も大きな要因は人口減で、住む人がいなくなると必然的に空き家が増え、将来、魅力に欠けたまちそのものが消滅する可能性がある。
  • 同時に、「売るに売れない」「貸すに貸せない」状況下では家や土地を持っていることでリスクが増える。市町村に寄付しようにも目的がないと市町村が受け付けない。土地を所有していると将来値上がりするという「土地神話」が崩れる一方で、固定資産税で悩む人が増えるなど税制からも考えなければならない問題がある。これからは「所有より利用」を図るべきだ。
  • 防災、環境面などから危険性がある空き家の強制撤去条例を制定している自治体は全国で81、東京23区では7区。
  • 番組では、かつて自動車産業で栄えた米国デトロイト市で産業が斜陽になると人口が減り、空き家が増え、防犯上からも様々の問題に直面し、遂には市の税収が減り、市の財政そのものが破綻した例を取り上げていましたが、少子高齢化が進む日本でも都市消滅は決して他人事ではありません。空き家問題は地方都市活性化の鍵を握っていることを改めて考え直しました。