新春にのぞんで

平成19年01月:私の想うこと

明けましておめでとうございます。
皆さま、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

毎年、暮れになると、その年の流行語大賞が発表されます。05年が「小泉劇場」「想定内(外)」、04年が「チョー気持ちいい」、03年が、もう覚えていらっしゃらない方も多いと思いますが「毒まんじゅう」「なんでだろ」。そして昨年06年が「イナバウアー」「品格」。荒川静香選手の「イナバウアー」は冬季五輪唯一の、まさに値千金の金メダルでしたが、「品格」の方は藤原正彦氏の著書「国家の品格」から。この、武士道精神の復活をうたった「国家の品格」は230万部を超すベストセラーになり、流行語大賞も肯けます。藤原氏の本職は数学者。「政治経済に口を出すな」が家訓でしたが、「弱い者がいじめられているのに、見て見ぬふりをするのは卑怯者」というのも父親の教えだったそうです。貧富の差が広がり、金銭崇拝がはびこる風潮を見過ごせなかったと本人が他所で述べています。昔は「一寸の虫にも五分の魂」と言いました。魂とは誇りです。今流行の「武士の一分」の一分とは面目です。

昨年一年間、不祥事件が起きる度に、大の大人が揃いも揃って一様に頭を下げるシーンをテレビなどで見飽きました。藤原氏ならずとも日本人の誇りも面目もどこに行ってしまったのかと思います。例えば「いじめ」による子供の自殺で、某校長の「いじめに近い行動があったが、それが直接、自殺の原因に結びつくかどうかは不明」という持って回った調査報告を聞くと、「そんな言い逃れをして恥ずかしくないのか」と思わず叫びたくなります。

さて、私も今年4月に区議会議員として改選を迎えます。新人議員としてのこの4年間、区政を担う者としての責任を全うすべく初心を忘れず、常に目線を皆様の基に置き全力を尽くして来ました。地下鉄丸の内線地元駅のバリアフリー化が進捗したこと、なかの区民テレビ(CTN)が区内全域で視聴可能になったこと、「ながら条例」の改定や区職員の特殊勤務手当の99パーセントを廃止したことなど、私なりに精一杯やって参りました。しかし、まだ中野区の財政改革や防災都市作りなど、より住みよい街にするために多くの課題が残っているのが現状です。なにとぞ本年も倍旧のご支援、ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。