「中野新橋駅のバリアフリー化について」

平成19年12月:私の想うこと

私は、5年前中野区議会に参加するに当たっての公約の一つとして、東京メトロ中野新橋駅のバリアフリー化をあげました。それは、中野新橋駅で生まれ育った私にとって、小さい時からの素朴な疑問の一つでした。何故にこの駅は、体の不自由な方や、お年寄りの方、ベビーカーを押すお母様方に対して、やさしい駅ではないのか・・・また、昭和39年この駅舎が完成して以来、これまで何故男女共通のトイレを使用し続けなければならないのか等に対する不満や、東京メトロの顧客に対する姿勢への不信がありました。そこで、これまで地元町会や地域住民の多くの方々と共に、これらの問題を解決すべく積極的に取り組んで参りました。

ようやく、今年11月16日(金)、弥生地域センターで東京メトロ側より駅のリニューアル化と合わせてのエレベーターの着工が発表されました。しかし、現状では、隣地取得や構造上の問題点から、エレベーターがホーム下まで降りることが出来ないことや、営業をしながら工事を行う為に、4年程かかる等の問題点があがりました。

これに対して、説明会に参加した多くの方から意見や質問が出されました。また、メトロ側も真摯な姿勢で回答を行い、「最終的には、下部ホームまでのエレベーター化に向けて、今後努力を重ねていく」との発言もありました。

双方の意見の違いはあるにしても、地元住民と東京メトロとの間に中野新橋駅の改善と、街の発展を願う考え方がはっきりと見えた1時間半でした。私は以前中野新橋駅の改善こそが、駅周辺の発展や、人口の増加等をもたらし、商店の発展や街づくりにつながるとの確信をもっておりました。今まさに、その夢の実現の一歩を進めることが可能となりました。

今後も、皆さんと共に中野新橋駅のバリアフリー化実現に向けて注視して参ります。

追記

今回、中野新橋駅バリアフリー化に対してのご意見や励ましの声をメールで多くの方から頂きました。心から、御礼申し上げます。頂いたメールの中から2通ほどご紹介申し上げます。

【メール1通目】

「中野新橋駅」は、「南部保護センター」の最寄り駅であり、妊娠期に母親学級が行われ、また3歳に至るまで、頻繁に各種検診や身体測定が行われるという、区南部の乳幼児とその親にとって重要な駅です。

また、区立・私立の保育園、幼稚園が多く集まっており、子育て世代にとっては本来住みやすい地域であるはずです。

ところがその中心となる「中野新橋駅」にはエレベーターがありません。駅員達も特に積極的に協力して下さるわけではありませんし、協力を当然のようにお願いすることは私どもにはできません。母親たちはベビーカーで外出するのを控えざるをえず、子供をもつ友人を自宅に招くことに対しても、「エレベーターがないけどごめんね。」と卑屈になったり遠慮してしまいます。

第2子を妊娠・出産すると余計にエレベーターのない地下鉄は使えないことから、前後に子供を乗せて(時には第3子を背負って)自転車をこぐ母親も中野新橋周辺では良く見かけます。大変危険だと思います。

中野区は子育て世代にとって大変住みやすい区であると日々実感しております。色々な助成もしていただいており、これ以上を望むのは心苦しいような気さえいたしますが、区南部に住む母親たちが集まると、いつも「中野新橋駅」にエレベーターがないことは話題になります。

どうか、早急に改札からホームまでのエレベーター設置をよろしくお願い申し上げます。

【メール2通目】

今日、郵便受けに入れていただきました11月16日の中野新橋駅改良に関する説明会のご案内、拝見いたしました。有り難うございます。

たいへん残念ですが、メトロ説明会のその日は夜までの仕事が以前から決まっており、参加できません。

中野新橋駅にエレベーター設置が無理であれば、東京地下鉄さんには、階段昇降機も一つの方法として考えに入れて頂けるといいと思います。車イスや階段歩行の困難な人が乗って、階段を上り下りできる箱のような装置です。普段は折り畳んで階段の脇に収納できます。どんなものか、写真で見ていただくためにネットで検索しましたところ、サイトを見つけました。北日本メディカルという企業のホームページですが、参考にはなると思います。

北日本メディカル:WEBサイトへのリンク(外部サイトへのリンクになります。)

東京でも、JRの幾つかの駅に設置されています。新宿駅にもあり、利用者が改札口を通るときに頼むと、駅員さんがセットして昇降させてくれます。このホームページに紹介されている機種は自動化されていて、駅員さんの介添え無しで使えるようですね。こういうものだと気兼ねなく使えて有り難いです。ただし混雑する時間帯にはやはり、駅員さんが階段を歩いて昇降する人に注意を促さないと、危険があるかも知れません。

昨年12月に、国連で「障害者権利条約」が採択されました。日本政府も採択に加わり、今年9月28日に高村正彦外務大臣が国連本部内で署名しました。これから国内法が整備されて行くでしょう。9条「社会的関与の平等」に、障害者の自立した生活のために整備すべきこととして、輸送機関も挙がっています。こういうことも、東京地下鉄さんに認識していただきたいものです。条文は外務省のホームページで仮訳和文テキストを読むことが出来ます。

外務省:条約:障害者の権利に関する条約へのリンク(外部サイトへのリンクになります。)

「障害者権利条約」については、他にもいろいろなサイトに情報があります。

よろしくお願いいたします。