行政の怠慢・・・「中野区道路台帳」

平成20年03月:私の想うこと

2月27日(水)、中野区議会20年度予算・総括質疑で私も質疑を行いました。

総括質疑というのは、与えられた時間内に議員が行政に対する疑問や考えを担当者(課長。部長級)に問いかけ、ただしたりする場であり、内容によっては副区長や区長にも答弁を要求します。

皆さんがテレビでよくご覧になっている国会中継・予算委員会のミニ版のようなものと言えましょう。発言は議事録に公のものとして残りますので、双方とも発言には責任と緊張感が伴い、質疑する議員は周到な準備によって、行政側を論破することが求められます。

今回、私は質疑の一つとして「中野区道路台帳」について尋ねました。

「道路台帳」とは、昭和27年「道路管理者は、その管理する道路の台帳を調整し、これを保管しなければならない」として、国の道路法の28条で定められたものです。そして第4条の二では、道路の区域の境界線や道路の敷地の面積及びその内訳等、具体的に具備しなければならない項目が施行規則として書かれています。
また道路法で定められた「道路管理者」とは、国道は国土交通大臣、都道は都知事、市道・区道はそれぞれの首長となっており、さらに「道路管理者は、道路台帳の閲覧を求められた場合、これを拒むことはできない」ことが定められています。

しかし、中野区ではすべての項目について完備しておらず、中野区の現場(窓口)では、はっきりと「中野区では道路台帳がない」と言っております。区道と私有地とのすべての境界線を区は具備しておらず、例えば、売買や相続等で、区道と私道との境界線が必要な場合は、自分で測量をし、その代金を負担しなければなりません。近隣の練馬、杉並区では、役所で区道と私道との境界線地図がたやすく出ます。中野区のホームページを見ましたら、「道路台帳未整備のため境界確定等の事務処理に多大な労力・時間を要する」と書かれていました。

これはどういう事なのでしょうか。今回の質問で先ず担当課長に「中野区に台帳はあるのか」と尋ねたところ、「ない」との発言があり、それでは「道路法での定めはどうなるのか」ただしました。昭和27年から今日まで55~56年間に渡って中野区は未整備であり、区民に迷惑をかけているのが実態です。

今まで中野の歴代の区長・担当者は何をしていたのでしょうか。未整備と言うことは、道路法違反ではないでしょうか。私の質問中、同僚議員からもかなりの驚きやヤジが出されました。最後に区の道路責任者である田中区長に見解を求めました。区長も台帳の未整備を認め、「今、江古田地域でやっている求積図調査を進めながら今後、道路台帳の整備を進めて行く。その為の費用や時間は今は言えないので、その中で明らかにして行きたい」との主旨の発言でありました。

今後、この区長発言をしっかり受け止め、一日も早い実現化に向けてさらなる努力をして参ります。