中野区で新型インフルエンザワクチン接種費用を助成

平成21年11月:私の想うこと

東京都は9月25日、新型インフルエンザの流行注意報を発令しました。これは都内290ヵ所の定点医療機関から保健所に報告される患者数が、1ヵ所当り初めて10人を超え、10.27人になったことによります。通常、流行水準は「1人」で、厚生労働省も「東京など大都市を中心に、本格的な流行にさしかかりつつある」と分析していましたが、第42週(10月12日~18日)現在、更に増え、1ヵ所当り22.2人になっています。

国内感染者が発生したのが今年5月~6月頃。患者は即、隔離入院。そして連日のように物々しい防護衣で成田着の機内に乗り込む医療関係者の画像等を見せられた結果、電車に乗るにもマスクをしてないと礼儀知らずのように白い目で見られたものでした。ところが、この新型インフルエンザ、弱毒性で季節性インフルエンザとさほど変わりがないことが分かると、今度はマスクをしている人が感染者でないかと白い目で見られる始末。潮が引くようにマスクが消えたと思ったら、最近また見かけるようになりました。今回のマスクはどうやら「皆がしているから」というレベルではなさそうです。

中野区も昨年、新型インフルエンザ対策をまとめました。それによると――

  • ①医療機関を受診する患者数(全人口の25%が罹患) 約33,600人~約64,500人
  • ②入院患者数 約1,370人~約5,160人 1日当り入院患者ピーク(81人~330人)
  • ③死亡者数 約439人~約1650人

さて、死者が千人を超える事態を迎え、区の具体的な対策はどうかというと、
医療機関等との連携は密にし、区民に対しては広報で手洗いやうがいの慣行を呼びかける一方、新型インフルエンザワクチン接種費用を助成することになりました。これは国が定めた優先接種対象者の方で、①生活保護世帯又は住民税非課税世帯の方は、接種費用全額補助(1回目・2回目が同じ医療機関での接種に限る。2回目を1回目と異なる医療機関で接種する場合は自己負担1050円)②上記①以外の方で、妊娠している方、1歳~小学校6年生までの方へは接種回数に関らず、1回のみ2000円を補助します。

災害弱者に「CWAPF」という言葉があります。C(子供)、W(妊婦)、A(高齢者)、P(障害・基礎疾患のある人)、F(外国人)で、子供の優先順位が最も高いのですが、費用負担の点もあり全員無料とはならないまでも、妊婦・子供のワクチン接種も生活保護世帯並みに無料にしたらどうでしょうか・・・。