お役人が口にする努力、検討、改善とは・・・

平成21年10月:私の想うこと

中野区の第三回定例区議会(9月16~10月22日)で、私は決算特別委員会総括質疑のトップバッターに立ちました(9月29日)。今回の私の質問は

  • 1)平成20年度中野区財政について
  • 2)中野納税貯蓄組合について
  • 3)東京メトロ丸ノ内線中野新橋駅のバリアフリー化についての3項目です。

今月は、この質疑の要点を皆様にお伝えしようと思います。
なお、先月の「私の想うこと・私達にとって国旗とはなにか・・・」には多くの皆様からのアクセスを頂き、またお手紙も頂戴いたしました。これからも皆様とともに議論を深めてまいりたいと存じます。

1)の中野区の財政について、先ず取り上げたのは、この5年間で人件費を11億円削減したものの扶助費(生活保護費や各種福祉手当など)が34億円も増加し、この結果、平成20年度の義務的経費(人件費・扶助費・公債費など)の割合が56.1%に達した点です。これでは教育、医療など他の必要経費への配分が困難になります。(ちなみに中野区の56.1%は東京23区で最も高く、最も低いのは港区の29.5%)

扶助費増加の問題はこれまで何度も議会で質問してきました。区はその都度「今後適正な給付を図って行きたい」「施策の検証、改善等を行っていく」「検討を進め、改善の努力を続けてまいりたい」と答えてきましたが、一向に減らない現実をどうするのか尋ねたところ、今回も「努力、検証、検討、改善、状況把握」などの言葉が返ってくるだけでした。

生活保護費及び保護人数も増加の一途をたどっています。平成20年度の生活保護費総額は112億3600万円、人数は5502人で、これを中野区の成人数で割ると実に100人に2人が生活保護を受けていることになります。60歳以上が大半ですが、20代~30代の人も514人。こうした若い世代に対し、区はハローワークを通じて就労支援プログラムを組んでいるとの回答でしたが、給付者の自立を促すチェック体制の強化も必要だと区に要請しました。

さらに、区職員の超過勤務手当ても増え続けています。平成16年度の超勤額5億200万円、超勤時間15万4000時間が、同20年度にはそれぞれ6億2800万円、18万9000時間になっています。一番高い職員の超勤手当は1時間当り×1.25増し=3180円です。

私は前にもこの問題を議会で取り上げ、石神副区長から「毎年度5%削減という数値目標を全庁的な目標としている」と答弁を受けました。私は「削減どころか逆に増加している現実、No2の地位の方が公言したことが全庁的に守られていないことに対してどう思われますか」と聞いたところ、同副区長は増えたのは臨時の仕事、緊急の仕事によるもので、5%削減というのはもともと経常的な仕事を指して言ったものだと答えました。皆様はこの答弁をどう思われますか・・・。

2)については、区が補助金を交付している同組合の名簿に私の名前が無断で載っていることを質しました。「無断で組合員にしたり、内部の役員同志が訴訟を起こしているような組織に、大切な区民の税金を補助金として投入することにはなはだ疑問を感じる」と述べました。

3)については、区内で唯一バリアフリー化がなされていない中野新橋駅について、その後の経過を改めて尋ねました。区は「新たな用地取得に目途がついたので、現在、計画全体の見直しを図っている、今後とも早期完成に向けて要請していく」と答えました。

以上が今回の質疑の主なポイントです。なお、詳細については、近々「議会報告レポート」を出しますので、それを読んで、またご意見を頂ければ幸い