認識しているだけではどうにもならない・・・

平成22年10月:私の想うこと

中野区の第3回定例議会で、私は9月28日、総括質疑に立ち、次の3点について質問しました。①中野区の財政指標にみる健全性について ②職員2000人体制の課題と組織体制について ③東京メトロ丸ノ内線中野新橋駅のバリアフリー化と避難通路について

先ず皆さんにご報告したいことは、東京メトロが駅に隣接した遊技場の土地を取得したことにより、中野新橋駅のバリアフリー化が大きく動き出したことです。同駅はこれまで地元の皆さんの要望に応えるようなバリアフリー化には隣接用地取得が欠かせず、完成が延び延びになって来ましたが、今回の取得により、地下ホームまで降りるエレベーターの設置が可能となりました。

私はこの点にふれ、「設計上、上下線とも地下ホームまで降りるエレベーターが設置されると判断してよいのか」と質問したのに対して、区は「東京メトロの用地になったことから、駅舎改築にあたり、具体的に取り組みが進んでいると認識している」と回答。また私が「交通バリアフリー法によると、22年度までに各駅は整備することが義務付けられている。土地が確保されても完成まで時間がかかる」と質したところ、区は「目標が達成できていないということを認識している」

私は、この他人事のような「認識している」にはカチンときました。「認識しているだけではどうにもならない。遅れているなら区として東京メトロに積極的に働きかけるべきだ!」と述べたのに対して、田中区長が最後に「区としても早期整備を働きかけていきたい」と確約しました。なお、2方向出口の防災避難通路は来年度中に完成の予定です。

役人の答弁というのはどうしていつも、こう、木で鼻をくくったような無愛想な対応になるのでしょうか。勿論、全部が全部とは言いませんが・・・

質問の①で、私は毎年増え続ける扶助費など義務的経費の増加が財政を硬直化させる要因になっていることを取り上げ、「平成20年2月の予算特別委員会、翌21年9月の決算特別委員会でもこの問題にふれ、そのつど『見直しや改善が必要』との回答を得ているが、一向に改善されていない。毎回オウムのような同じ答えではなく、改善に向けてのあかしを具体的な数値で是非示してもらいたい」と強く要請しましたが、またしても同じような回答が返ってきました。

また質問の②では、なぜ中野区だけが「部長・課長」でなく「参事・副参事」なのか、呼称の問題について質問しました。区民目線に立てば、参事・副参事でなく区民が呼びやすく、世間一般が使用し、慣れ親しんでいる名称にすべきだというのが私の質問の趣旨ですが、中野区は「課」という組織を廃止しているから(代わりに分野)従って「課長」という名称は用いないとのこと。「課でないので課長と呼べないとする理論であれば、分野長でも執行長でも管理長でもよいではないかという話になる」と私が問いただすと、「それでもいい」という答えが平然と返ってきました。

東京都でも都民の要望に応え今年7月、参事・副参事を廃止し、担当部長・担当課長に名称を変更しましたが、未だに中野区だけが東京23区で唯一、参事・副参事が生き残るような次第です。