中野区の洪水ハザードマップをもう一度確認しよう

なによりも先ず、西日本豪雨災害罹災者の皆様に心からお見舞い申し上げます。また、献身的なボランティアの皆様に深く敬意を表すると共に、被災地の一日も早い復旧をお祈りいたします。

連日「命に関わる危険な暑さ」が続く中、7月23日、ついに東京都で観測史上初めて気温40度超えを記録しました。(東京都青梅市40.8度)

気象庁は同日、西日本から東日本にかけての広い範囲で、経験したことがないほどの暑さになっている地域があるとして、「命に危険を及ぼすレベルで、災害と認識している」と異例の記者会見を開きました。私たちは新たな「災害」に直面したことになります。気象専門家も「温暖化で猛暑や豪雨の頻度、強度が高まる」と警告しています。

豪雨といえば、7月22日、日本気象学会など56学会でつくる「防災学術連携体」が洪水や土砂災害から身を守るため、市民に向けた緊急メッセージを発表しました。その中で、自分の住む地域の浸水の深さや土砂災害のリスクの確認は各自の「義務」だと強く訴え、高齢者らは「避難準備・高齢者等避難開始」が発令されたらすぐ避難を開始するよう呼びかけています。学会のメッセージとは言え、いままでこれほどまでに「自助」を義務とした例はありません。

むろん、これは西日本豪雨災害を受けてのことです。では、中野区で予測される水災害はどのようなものなのか——。

一般に「ハザードマップ」とは地震や洪水など自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化した「被害予測地図」を指しますが、現在中野区では2種類の「洪水ハザードマップ」を公式ホームページ等で公開しています。

いずれも東京都が作成した「神田川流域浸水予想区域図」を基に区が作成したもので、一つは東京都が平成13年11月に前年9月の東海豪雨(総雨量589ミリ、時間最大雨量114ミリ)並みの雨が降った場合の浸水状況を、もう一つはこの「神田川流域浸水予想区域図」を平成30年3月30日に改定した、想定し得る最大規模の降雨量690ミリ、時間最大153ミリの際のハザードマップです。いずれも各区民活動センターで配布しています。また、各地域の区民活動センターは水害災害時の一時避難場所にも指定されています。

中野区の河川は神田川、善福寺川、妙正寺川、江古田川が区内を貫流しています。その流域では浸水の深さが2階の軒下までつかる約5メートルに達する箇所が多くあります。さらには5メートル〜10メートル未満に達する箇所も1か所あります(中野新橋)。

災害時によく自助・共助・公助という言葉が使われます。自分で自分を助けること、家族や隣人、町内会など地域コミュニティで共に助け合うこと、行政による救助・支援をそれぞれ指しますが、自助を——防災学術連携体のメッセージのように——義務とする考え方には「救助される人」でなく「救助する人」になることの重要性を言い表しているのではないでしょうか。

それにはまず、ハザードマップで自分が住んでいる地域が災害時にどのような状況になるのか、もう一度確認しておくことも必要だと思います。

中野区役所サイト:中野区ハザードマップへのリンク