中野新区長の下にどうなる中野サンプラザ?

過日の区長選・区議会議員補欠選挙では多くの皆様からご支援を賜りました。改めて深く感謝申し上げます。

表1 区長選開票結果
当落 候補者名 所属党派 得票数
酒井 直人 無所属 36,758
田中 大輔 無所属 27,801
吉田 康一郎 無所属 14,534
市川 みのる 無所属 12,064

新区長に酒井直人氏が選ばれましたが、中野区のような地方自治体における議会の役割について、この際、簡単にふれてみたいと思います。

区長と区議はともに直接選挙で選ばれ(二元代表制)、首長と議会が相互の抑制と均衡によって緊張関係を保ち続けることが求められています。つまり、議会は「政策決定」と「監視・評価」の機能を果たすことになっています。私達自民党区議団は、これからも「区民に代わってその声を区政に反映する」本来の役目を忠実に果たしていく所存です。

酒井区長が就任会見(6月15日)で「中野サンプラザ解体を一時凍結する」と表明したこともあってか、今まちの声を聞いてみると、「いったいサンプラザはどうなるの?」と多くの人が関心を寄せています。

もともと中野サンプラザは旧労働省所管の特殊法人・雇用促進事業団によって、1973年(昭和48年)6月1日、勤労者福祉施設として開業、正式名称は「全国勤労青少年会館」でした。その後、勤労者福祉施設の廃止への流れに伴い2004年、「株式会社まちづくり中野21」に売却され、同時に設立された「株式会社中野サンプラザ」が文化複合施設として運営を開始しました。日本有数のコンサート会場として、また若者文化のサブカルチャー発信地として人気があることは言うまでもありません。

区は2004年の施設譲渡時から再整備を検討し、長い時間をかけ、今年3月「中野4丁目新北口地区まちづくり方針」が出されました。また今年4月5日、田中前区長が記者会見で、区役所と中野サンプラザについて、2024年前後に取り壊し、跡地に最大1万人収容のアリーナを建設する考えを改めて示し、「サンプラザのDNAを引き継ぎ、中野区のシンボル的なランドマークなっていけば良い」と述べました。このことは区長選の大きな争点でもありました。

では、新しい区長の下でサンプラザ地区再整備はどうなるのでしょうか。

区が従来定めた再整備に伴い、JR東日本が今年1月末から駅舎と南北自由通路を設ける実施計画に着手しました。駅舎は立体道路制度を活用し、地下1階、地上5階建てで延べ1万8000㎡、ここに新しい改札口の他、商業施設を設けることも検討しています。先行して開発された、昼間人口約2万人の中野四季の都市(まち)のアクセスにもこの計画は欠かせません。

中野サンプラザの「一時凍結」は単に建物を壊す・壊さないだけの問題ではありません。これまで中野四季の都市(まち)を始め、様々な賑わいを創り出し、中野の発展に寄与してきた都市計画の継続性に、果たしてどのような影響をもたらすのか、そのことも十分考慮しなければならないと思います。