待機児童解消に向けて88億2718万円を計上

——中野区新年度(平成30年度)予算案——

中野区の新年度予算などを審議する平成30年第1回定例区議会が2月16日に開会しました。閉会は3月28日の予定。

この定例会で私は総括質疑に立ち、1)中野区の組織について 2)物件費について 3)空き家対策とその利活用について 4)電柱の地中化についての4点を質しましたが、その詳細については閉会後、直ちにご報告することとして、今回は区の新年度予算案の中から主な事業をピックアップして皆様にお伝えします。なお、一般会計は1,427億6,800万円で、前年度に比べ134億2,200万円、10.4%増の過去最高となりました。

安心・安全まちづくり事業:1億4,446万5千円

区内全域の主要な交差点58か所に、交差点1か所につき対角線上に2台の防犯カメラを設置し(設置費6,447万6千円。23区初)、犯罪事件・事故の抑止効果を高める。また、現在、町会や商店会などが独自に約300台の防犯カメラを整備しているが、その新たな設置と維持管理費に対する助成を行う。青色灯防犯パトロール運行業務の拡充等を図る。

また、これとは別にごみ集積所監視カメラも10台から20台に増やし、不法投棄等の発生を抑制する(790万2千円)

緊急待機児童対策のための区立保育室の運営:17億2,239万9千円

緊急的な待機児童対策として、都有地・区有施設を活用し、区立保育室(7か所)を2年間限定で運営(保育定員321人分)

1)江原公園の一部 2)旧野方給水用地の一部(都有地)3)旧警視庁沼袋寮跡地
(都有地)4)旧第六中学校用地の一部(都有地)5)上高田公園の一部6)新井南公園 7)旧沼袋小学校跡施設の一部

その他、区は保育定員拡充のため(平成30年度中の整備定員増見込み1,300人)平成31年4月開設に向けて、民間保育施設新規開設支援(28億6,838万7千円)や区立保育園民営化(29億442万2千円)、保育士人材確保・支援対策(4億9,624万6千円)など多様な保育事業に対応するため約88億円の予算を計上しています。

区長選挙・区議会議員補欠選挙:1億5,143万3千円

任期満了に伴う区長選挙及び区議会議員補欠選挙を執行。

投票日 平成30年6月10日(日) 開票日 平成30日6月11日(月)

区長選は私達区民にとってとても大切な選挙です。しかし、これまでの投票率の推移を見ると、平成10年・25.21%→14年・33.42%→18年・27.73%→22年・30.28%→26年・29.49%と、区議選の40%台に比べても驚くほど低いものとなっています。私達が納める税がどのように日々の生活に活かされているのか、もっと関心を持つべきだと思うのですが、如何でしょうか。

その他、局地的集中豪雨による都市型水害対策として、地域特性に応じた区独自の雨水浸透貯留施設整備工事(新規)9,980万円や、哲学堂公園文化財の修復・復元工事を進める哲学堂公園・みずのとう公園の観光拠点整備 11億7399万9千円。地域コミュニティの核として商店街が果たすべき機能・役割の向上を支援する『新・元気を出せ!商店街』事業の拡充 1億1236万2千円など。

なお、冒頭に触れました私の総括質疑につきましては、物件費が前年度の185億円から30年度は216億円と16.5%も増え、特に保育運営などの委託費が18億5千万円も増加したことを取り上げ、今後も続くであろうこの増加傾向に対するチェック機能の強化などを質しました。