衆院選を終えて

—— 区割り変更で戸惑いも ——

この度の衆院選では、定数10減の中、皆様からのご支援により自民党は解散時の294議席を確保することが出来ました。中野区においても、7区の松本文明氏が比例区で、また10区の鈴木隼人氏が小選挙区でそれぞれ議席を獲得しました。

選挙戦前のマスコミの論調によれば、今回の選挙は安倍内閣5年の評価が問われる選挙だと言われました。しかし有権者は個々の不満があっても北朝鮮問題や少子高齢化の対策等、どの政党に政権を託すかという方に関心があったのではないでしょうか。「安定した政治基盤を与えてくださった国民に感謝したい」という安倍首相の開票後の言葉が如実にそのことを物語っています。

臨時国会冒頭の解散に始まった今回の選挙は、誠に思わぬ展開を遂げました。小池百合子氏の「リセット」で生まれた新党「希望の党」が野党第1党の「民進党」を飲み込んだかと思うと、「排除」の声でまたしても新党「立憲民主党」が生まれ、野党の離合集散の果て、台風21号までが列島を襲い連日雨の選挙となり、全国の投票率は前回(2014年)の52.66%に次ぐ戦後2番目に低い53.68%でした。東京の投票率も53.64%で前回より0.72ポイント低い結果になりました。

一方、有権者にとっても都内25選挙区の内、21選挙区で区割りが変更され、戸惑った方も沢山おられたのではないでしょうか。中野区ではこれまで区内全域と渋谷区全域で一つの選挙区を構成していましたが、今回南北に分断され、7区選挙区は中野区南部、渋谷区、品川区北西部、目黒区北部、杉並区南東部と5区にまたがり、10区選挙区は中野区北部、新宿区北西部、豊島区西・南部、練馬区東部と4区にまたがりました。

さらに7区から立候補された松本文明氏はご自宅がある松が丘が10区に編入されたため、自らの名前を投票用紙に書くことが出来ない事態となりました。

安倍首相は自民党が大勝したことを受け11月23日、党本部での記者会見で「今まで以上に謙虚で真摯な政権運営に努めなければならない」と述べました。また、2019年10月に消費税率10%に引き上げる際、増収分を教育無償化など子育て世代、子供たちに大胆に投資すると決意を語りました。

「排除」の一言が選挙情勢を一気に変えたことを忘れずに、新しい政権が「謙虚」にどう国民の声に耳を傾けていくのか、私たちも期待をこめて注視していきたいといと思います。