激戦の都議選、中野区は定数4から3に1減

東京都議会議員選挙が今月(6月)23日に公示され、7月2日に投開票が行われます。今回の選挙は『小池百合子知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」が自民党と全面対決することで、選挙戦の構図がこれまでと一変する見通し』と毎日新聞(5月21日朝刊)が報じています。

さらに中野区では、昨年6月の都議会第2回定例会で1票の格差是正のための「2増2減」議員定数条例改正案が可決されたことにより、これまでの定数4から3に減りました(他に減ったのは北区4→3、増えたのは北多摩第3の2→3、町田市2→3)。言うまでもなくマスコミ各社の情勢分析でも中野区は激戦区として注目を集めています。

前回の都議選は平成25年6月に執行され、自民党は59名の候補者全員が当選、都議会第一党を奪回しました。中野区においても、自民党の川井しげお氏がトップ当選を果たし、次いで得票順に公明党、民主党(当時)、共産党の各候補が当選しましたが、今回はこれら有力政党に加え、都民ファーストの会も参戦し、3議席を巡って文字通りの激戦区となりました。

下の表は、中野区における都議選、衆院選の直近5回の投票率の推移を表したものです。

直近5回の投票率の推移:都議選
年(平成) 投票率(%)
平成09年07月 41.31
平成13年06月 50.22
平成17年07月 44.50
平成21年07月 54.01
平成25年06月 43.10
直近5回の投票率の推移:衆院選
年(平成) 投票率(%)
平成15年11月 55.88
平成17年09月 63.80
平成21年08月 63.92
平成24年12月 61.39
平成26年12月 53.27

これを見ると、都議選、衆院選ともその時々で10%前後の高低差が生じています。

一般に都議選のような都道府県選挙は、国政選挙とは異なり、有権者にとって各政党間の政策の違いが判然としないと言われています。しかし、半数以上の人が棄権するような関心の薄い選挙でしょうか。財政一つを取っても東京都の今年度予算は一般会計で6兆9540万円、これに上下水道や都営地下鉄などの公営企業会計と特別会計を加えると総額で13兆円を超えます。これはスウェーデンの国家予算に匹敵するものです。

そして都議は、その膨大な予算が適切に施策に活かされているかどうか、地域のさまざまな声に耳を傾けながら都民の代表としてチェックする役目を担っています。

私達中野に住む者は、区民であり都民でもあります。今回の選挙はその世界でも有数な大都市の行政を任せる議員を選ぶ選挙です。私たちの身近な問題、例えば防災にせよ子育てにせよ、区独自で解決するには限界があります。都の強力な財政支援があって初めて実現できる施策が沢山あります。

この激戦に際し、私達一人一人の貴重な一票が自らの暮らしの向上につながることを忘れずに、是非とも投票していただきたいと深く思います。