中野区の待機児童について

平成27年4月1日現在172人、同28年4月1日現在257人——これが中野区の待機児童の数です。はたして今年は何人になるのでしょうか?

区では毎年増え続ける保育需要に対応するため、今年度(平成28年度)の予算編成に当り、民間保育施設新規開設支援として8億6952万7千円を計上、認可保育所5施設を新たに誘致し、定員330人増を図りました。

また、昨年6月21日、来春(つまり今年の春ですが)までに保育定員を約1000人拡大すると発表しました。当初の330人増に約700人をさらに上積みし、今年4月1日時点で待機児童をゼロにする計画です。

この計画では、補正予算を計上して、定員80人の認可保育所を8施設、定員19人の認可小規模保育所5施設を追加で誘致し、保育定員を合わせて735人上積み、事業費も約14億円に達する見込みでした。

具体的な誘致策として、現行制度では定員数にかかわらず一律で最大4350万円出していた保育所の賃貸料の補助制度を拡充し、定員数に応じて補助が増える仕組みにする。例えば定員80〜99人の保育所の場合、最大8640万円を補助し、私立の認可保育所で割合が多い賃貸物件型施設を開きやすくするものでした。

では、この計画はどうなったのか?

下の表は今年1月に東京新聞が行った「4月までに新設する認可保育所定員の目標と開設見込み」のアンケート調査の結果です。

4月までに新設する認可保育所定員の目標と開設見込み
目標 見込み
千代田 177 177
中央 66 385
60 43
新宿 558 558
文京 383 383
台東 180 170
墨田 213 242
江東 1065 1034
品川 706 815
目黒 384 384
太田 512 512
世田谷 1710 1967
渋谷 510 510
中野 970 301
杉並 1842 1780
豊島 896 689
522 311
荒川 324 324
板橋 724 724
練馬 300 294
足立 514 520
葛飾 210 440
江戸川 249 351

表でも分かるように、中野区は970人分の新設を目指して、保育事業者を募集したものの、『場所がない』『保育士の確保が大変』といった理由から、開設見込みは301人分にとどまり、目標の達成率が31%と23区で最も低い結果になりました。

一方、中野区の保育定員はこの5年間で約1500人増え、現在5558人。これに4月新設の301人を足すと計算上は5859人になるのですが、一日も早い解消を期待します。