予算特別委員会で「空き家」対策などを質疑

中野区の平成28年度予算案(一般会計で1,283億1,200万円)などを審議する区議会第1回定例会の予算特別委員会で私は総括質疑に立ち(3月1日)、1)区の職員評価とその処遇について 2)「空き家」対策とその利活用について 3)「哲学堂と中野のまちを楽しむ本」について、の3項目にわたって質しました。

1).区の職員評価とその処遇について

上司の評価により、その職員の1年間の給与が決まる今のシステムに歪みがないのか、私は質問しました。

Q:職員の評価と処遇への反映はどのように行われているのか。
A:第1次評定と第2次評定がある。第1次評定は各分野の統括管理者が、「業績」の評価と、「能力・態度」をそれぞれ絶対評価の手法で5段階評価し、この二つの評価点を1対1の割合で算出した平均点が総合評価点となる。第2次評定は各部長が相対評価で行い、その結果が翌年度の昇給と勤務手当に反映する仕組みだ。
Q:絶対評価と相対評価に矛盾が起こると思う。絶対評価に統一すべきだ。
A:それぞれ目的が異なり、必ずしも矛盾があると考えていない。
Q:第1次評定の「能力・態度」はあいまいな評価になりがちだ。「業績」に重きを置くべきではないか。
A:ご指摘の通り、ばらつきが出やすい側面があると認識している。そのため、管理職対象に研修を実施、評価能力の向上を図っている。
Q:第1次評定者の所管する担当職員の差(80人以上の受け持つ部署と3人の部署など)が大きく、評価が公平かどうか疑問がある。
A:適正・公平な評価が行われていると考えている。

2).「空き家」対策とその利活用について

空き家対策事業として、新年度は2391万4千円の予算が計上されました。昨年の区議会第4回定例会の私の質問で、「都市基盤部が所管して平成28年2月、特定空き家等の地域情報の収集と指導の実施。同5月、空き家対策実態調査の実施。同8月、専門家による協議会の設置」の方針が初めて示されました。

Q:2月、5月、8月におこなうとの発表があったものと予算はどのようにリンクしているのか。
A:5月以降の空き家実態調査に関する調査委託費用、8月以降の協議会運営 に必要な経費について予算計上をしている。
Q:2月に行うとしていた「空き家」調査を、中野区町会連合会を通じて地域支え合い推進室名で依頼をしているが、このデーターをどのように分析し、今後どのように使おうとしているのか。
A:空き家の情報を集約し、所有者の特定や適切な管理を実施する。
Q:空き家」対策はその利活用も含めて考えないと解決しない。空き家を持っている人とその利用を希望している人をマッチングさせる為の体制づくりは。また、単に撤去するだけでなく、周辺の建物と共同化して土地の高度利用を図り、新たな産業を呼び込むなど地区の活性化も必要だ。
A:ご指摘のように、区として効果的な体制づくりに取り組みたい。

3).「哲学堂と中野のまちを楽しむ本」について

区は昨年度、「哲学堂公園周辺の歴史・文化を紹介する刊行物の発行」に932万3千円の予算を付けました。それが今年1月に発行された「東京人2016年2月増刊号『哲学堂と中野のまちを楽しむ本』」(定価720円)ですが、今年度の新規事業としてその記事を活用し、多言語による哲学堂周辺観光ガイドの作成に529万8千円の予算を組みました。

Q:この本の趣旨と目的はなにか。
A:来街者の増加に向け、哲学堂公園や周辺資源など区の歴史・文化等の魅力の周知 のため、民間発行物を活用し、PRしていくことを目的とした。
Q:発行部数は。また、売れ行きは。
A:発行は35000部。売れ行きについてはまだ集計中だ。
Q:発行からひと月以上経ったのに集計中というのはおかしい。区民の大切な税金を使っているのだから、費用対効果を十分考慮すべきだ。哲学堂以外、区全体の観光については。
A:来年度は、平成25年度に作成した中野区全体の見どころを紹介した観光マップ『びじっと中野』を増刷する予算を計上しており、継続的に情報発信をしていく予定だ。