中野の新しいまちづくりが始まる・・・

平成24年08月:私の想うこと

東京スカイツリーを例に挙げるまでもなく、一つの建造物がそのまちの顔になることがよくあります。かつての中野サンプラザがそうでした。開業したのは1973年。白い三角形のモダンな建物、座席数2222の大ホール、こけら落としは劇団四季による「ロックオペラ イエス・キリスト=スーパースター」でした。1966年に完成した中野ブロードウェイと共に若者文化のメッカと言われたサンプラザも、歳月が流れ、そのシンボル性も徐々に失われて行きましたが、今、隣接した「中野四季の」(旧警察大学跡地)と中野駅周辺まちづくりにより、新たなイベント施設として復活のきざしを見せています。

広大な警大跡地に建設された中野四季の街では、この春、中野四季の森公園の供用開始に続き、中野セントラルパーク(業務・商業ビル2棟と住居棟)も竣工しました。これまで中野区は業務床不足により事業所の数は23区の中でも少なく、また商業床も需要がありながら供給が不足していましたが、今回の竣工により、キリングループや栗田工業など日本を代表する企業の本社移転が決まり、一大オフィス街としての期待も高まっています。さらに、来春には明治大学と帝京平成大学が開校、2年後には早稲田大学中野コミュニティプラザ(学生寮他)も開設されます。

こうした企業、大学等の進出に伴い、それぞれが幅広いネットワークをつなげて情報と人を集めることにより、新たなビジネス創出のチャンスを地元にもたらすものと思われます。ちなみに、JR、地下鉄東西線、路線バスなどを含め、中野駅の乗降者数は今後約3〜5万人増と見込まれています。

一方、その中野駅ですが、これまで周辺の道路空間が不足し、歩行者の安全性や利便性に欠けていました。それを解消すべく区が進める「中野駅周辺まちづくり」では駅北口を中心とする第1期整備が今年6月末に完了、北口駅前広場など7月1日から供用開始されました。

今回の整備で、駅から中野四季のへの人の動きをサポートする北口駅前広場が歩行者主体の広場に改修され、同時に中野通りを横断する歩道橋(東西連絡橋)が新設、エレベーター・エスカレーターも設置されました。また、北口改札も駅前広場に真直ぐ出入り位置に変わりました。今後も中野通り西側南北通路・橋上駅舎の新設、南口駅前広場の再整備などが予定されています。

こうして今、新たな中野の顔づくりが着々と進められています。