中野区内の空き家は戸建て住宅で約1700棟も

――平成26年第4回定例会一般質問からーー

中野区議会平成26年第4回定例会で私は一般質問に立ち、①空き家対策について ②工事請負契約における総合評価方式について ③待機児童解消に向けた定員の確保についての3点を質しました(11月27日)

以下、質疑応答の要点をご報告します。

◇ 空き家対策について

この問題については、これまで何度も議会で取り上げて来ましたが、解散直前の国会で念願の「空き家対策特別措置法」が成立し(11月19日)、①市区町村の立ち入り調査 ②所有者を特定するために固定資産税の納税者情報の利用 ③修繕や取り壊しの命令に従わない場合は段階を追って代執行が可能となりました。この「空き家法」成立を踏まえて、私は区の対応を質しました。

そこで分かったことは、①現在、区が把握している空き家は戸建て住宅で約1700棟、その内、腐朽破損している建物が約700棟。木賃アパートで腐朽破損のある建物は約700棟。 ②今後、国が示すガイドラインに従い、対策計画の策定に取り組む。 ③法が示す手続きに基づいてさまざまな対応が可能となることから、当面、条例化の必要はないものと考えている。

私は再質問で、前回の定例会総括質疑の際に区長が「横断的な組織を含めて今後検討する」と述べたことを取り上げ、「今後」とはいつなのか尋ねたところ、「具体的な取り組みは来年度になってから」と答えました。

◇   工事請負契約における総合評価方式について

総合評価方式とは、価格だけで決定していた従来の落札方式から、価格と合わせて品質を高めるための新しい技術やノウハウ、また地域・社会貢献度などの価格以外の要素を含めて評価する方式です。さらに工事契約案件の類型として、規模が小さな工事である「特別簡易型」と、入札に参加する者が作成した施工計画をもって評価する「簡易型」に分けられます。

私は先ず、区内事業者の育成と区経済の発展に資することを目的にした区内業者に限定した総合評価方式制限付一般競争入札の継続と上限額の拡大について質問しましたが、区の答えは検討するというものでした。

また、翌年度の工事発注は前年度の年度末にほとんど決定されていることを取り上げ、年度途中に簡易型、特別簡易型に該当工事が必要となった場合の手続きを尋ねたところ、その都度、検討するとのことでした。

◇   待機児童解消に向けた定員の確保について

区は待機児童ゼロを目指し今年度、補正予算を組み、緊急的な対応策として認可保育所と小規模保育事業者募集を開始しましたが、保育需要に施設の整備が追いついていないのが現状です。

私は質疑の中で、①定員の拡大を図るとともに、保育の質を担保することも重要だ②保育園開設に当たっては近隣住民へ丁寧な説明を行い理解を得ることが必要だ ③新たな保育園等の整備を加速させるには、旧宮園土木詰所以外にも区の施設や区有地等を活用すべきだ ④来年4月1日の新園開設が難しいなら、27年度の年度途中の開設に向け、努力を継続すべきだ――等、述べました。

これに対し区長は待機児童ゼロを目指して取り組んでいくと答えました。