地域での支え合いをもっと緊密に・・・

平成24年09月:私の想うこと

9月17日は敬老の日です。

もともと「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」敬老の日は9月15日と決まっていました。それが2001年(平成13年)の祝日法改正、いわゆるハッピーマンデー制度の実施により、2003年から9月の第3月曜日になりました。この移動に当って高齢者団体から反発が出たため、今では9月15日を老人の日とし、同日より1週間を老人週間としています。また、「敬老の日」の前は「としよりの日」という名前でしたが、「としより」はあまりよろしくないということで1964年に「敬老の日」に改められました。

ところで、老人というのはだいたい何歳以上でしょうか?

老人福祉法の規定では70歳以上。一方、人口統計などでは65歳以上を高齢者としています。要は本人の気の持ちようなのかも知れませんが、高齢者が災害弱者であることは変わりありません。そして、9月1日は防災の日でもあります。

首都直下地震の被害想定(今年4月18日、東京都防災会議地震部会公表)については、この「私の想うこと 5月」でふれたように、中野区の避難人口は76,807人に達します。これは中野区の人口314,750人の内、約4人に1人が避難生活を余儀なくされることになります。

また、約5人に1人が65歳以上の高齢者ですが、独り暮らしの高齢者は18,163人(いずれも平成22年の国勢調査)おられます。

防災の日に各地で繰り広げられる消火訓練やヘリコプターによる人命救助など確かに必要ですが、災害時に独力では逃げ切れないかもしれない高齢者対策も——その日1日限りでなく——もっと必要なのではないでしょうか。同じ地域のどこに一人暮らしのお年寄りがいるか、個人情報保護法などでなかなかスムーズにいかない面もありますが、普段から気にかけていることも、敬老の精神ではないでしょうか。

そして同時に、高齢者の方も「生涯現役」で自立し、地域に参加することが双方にとって大切なことだと思います。地域で支え合うことこそ、本当の絆ではないでしょうか。