中野区の将来を人口動態で見るって大切なことですネ・・・

今年の中野区議会第1回定例会で私は一般質問に立ち(2月21日)、「少子高齢化が進む中、個々の施策には人口動態を基にした分析が非常に重要である」と述べ、区が出生率や人口推計等をどのように考え、活用しているか尋ねました。人口問題にはずっと関心を持っていましたが、「全国1800市区町村の内、東京都豊島区を含む約半数の896自治体が将来消滅する可能性がある」という民間有識者から成る「日本創成会議」の報告には衝撃を受けました(5月9日新聞各紙報道)。一般的に子どもを産む20〜39歳までの女性が5割以上減り、人口衰退が起きることがその理由ですが、東京新聞5月10日の朝刊では「同じような傾向は都内の杉並区や中野区にもみられるという」と載っています。

将来、中野区は果たしてどうなって行くのでしょうか。

1人の女性が一生に産む子どもの数を示す合計特殊出生率を2012年で見ると、全国1.41、東京都1.09、区部1.12に対し中野区0.90で23区中後ろから第2位の低さ。また2010年の国勢調査による人口は314750人ですが、2030年には30万人を割り、2040年には約28万人、2050年には約26万人と推計されています。一方、昼間人口は2015年には夜間人口を超え、2040年には約36万人、2050年には約35万となっています。

このままだと、昼間人口は増えるものの、中野区の人口は減る一方です。

しかし、その一方で中野駅周辺も大きく変わり、大企業や3大学が誘致され警察病院等が完成しました。また駅ビルや新しい南北動線、新改札口も出来る予定です。中野区もこのままでなく、今後に向けて十分な対策を考えて行かねばなりません。

第1回定例会の質問で、私は中野区の出生率が極端に低いことを取り上げ、その理由と対策を尋ねました。区は「20代、30代の女性は単身者が多い。産み易い、育て易い環境をつくっていく」と答えましたが、なによりも子育て支援が欠かせません。今、どこの区も待機児童対策に取り組んでいます。

中野区の待機児童数は2013年7月現在114名で、数からいえば23区中12位です。保育施設には大きく分けると国基準の認可保育所と都独自基準の認証保育所があり、0歳児・1歳児の1人当たりの基準面積が認可保育所では3.3㎡必要なのに対し、認証保育所では2.5㎡まで緩和。また保育料も認証保育所では自由に設定(上限あり)することが出来るなど違いがあります。

中野区の認可保育所は2013年11月現在、公立18、私立17など38園あり定員は3821名。認証保育所は19施設で定員633名。その他、区が認定している家庭福祉員12施設やグループ型家庭的保育事業所、ベビーホテルなどもあります。もとより子育て支援は保育所の拡充だけに限りませんが、区では待機ゼロ対策として昨年度の約1億7千万円から大幅に上乗せして、今年度9億470万7千円の予算を組み、区有地への民間保育所の整備など、子育て支援に力を注いでいます。

将来、少子高齢化による中野区の人口減少をくい止めることは不可能かもしれませんが、子ども達の元気な姿がまちから消えてしまうことだけはなんとしても避けなければならないと思います。皆さんはどう思われますか・・・