住民の安全を守ることこそ行政の使命・・・

平成25年11月:私の想うこと

台風26号による伊豆大島の土石流災害では、町・都・国の不手際が重なって避難勧告が出されず、被害を最小限に食い止める機会を逸したことに批判が集まっています。行政の最大の使命は住民の安全を守ることにありますが、もはや「想定内」の防災対策では自然災害に追いつかないのかも知れません。行政の確固とした取り組みが問われるところです。

そんな折、雑誌「アエラ」10月28日号の新聞広告に「中野は地震リスク高」とデカデカと書いてあるので、「はて、中野がなんでクローズアップされるのか」と思い早速買って読んでみました。

「アエラ」の記事は——かいつまんで云えば——「住みたい街」(リクルート住まいカンパニー調べ)のランキング上位から29か所のターミナル駅を選び、雑誌独自の調査の結果、中野が「災害に強い街15か所」に入ってはいるものの、「中野駅周辺は以前から災害時に大きな被害が出るとされているが、地価が大幅に下がることもなく、住みたい街のままだ」と記されています。つまり、災害の危険もあるが、同時に災害に強い魅力的な街でもあると言いたいのでしょうが、地震のリスクについては具体的な言及がありません。

ちなみに災害に強い街総合ランキング(関東)は(1)藤沢(2)新宿(3)恵比寿(4)渋谷(5)横浜(6)鎌倉(7)たまプラ—ザ(8)吉祥寺(9)目黒(10)三軒茶屋(11)表参道(12)中野(13)池袋(14)東京(15)武蔵小杉の順でした。

一方、これとは別に、東京都が「あなたのまちの地域危険度」を公表しました。都内の市街化区域5,133町丁目を対象に地震に関する危険性を建物の倒壊及び火災について5つのランクに分けて順位測定したもので、最も危険性が高いランク5は1〜84位、次いでランク4は85〜368位などとなっています。

建物倒壊危険度と火災危険度を合わせた総合危険度では、中野区の場合、ランク5はなく、ランク4に唯一中野1丁目(345位)が入っています。ただ、「災害時活動困難度を考慮した総合危険度」ではランク4に区内18町丁目が入っています。

順に(丁目略・括弧内は順位)野方2(141)、中野1(144)、大和町4(193)、大和町3(200)、野方1(203)、大和町1(214)、南台5(215)、若宮1(223)、沼袋3(226)、若宮2(240)、野方3(247)、上高田2(267)、弥生町3(273)、南台4(289)、本町2(308)、大和町2(312)、中央3(313)、中央4(341)

防災対策について、私はこれまで何回も議会で取り上げて来ましたが、ことし9月の定例会でも「空き家対策」の質問の中で、「弥生町3丁目周辺が都の不燃化推進特化整備地区に指定されたが、大和町についても申請すると聞いている。この地区の老朽化対策はどう進めるのか」と質したのに対し、区は「都から不燃化特区の指定がなされた場合、不燃建築物の建替え促進に取り組んで行く」と答えました。

これからも防災対策を一歩一歩、着実に進めて行きたいと思います。