民主主義を衆愚政治にしないために・・・

平成25年08月:私の想うこと

参議院選の熱い戦いが終わりました。

6月の東京都議選に続き、自民党に絶大なるご支持をお寄せ下さった皆様に自民党中野区議団の一員として深く御礼申し上げます。

選挙結果を報じる在京主要6紙の朝刊(7月22日)で、まるで計ったかのように「ねじれ解消」を1面大見出しにしたのは読売、産経、日経、毎日の4紙。(朝日は「自公圧勝」、東京は「安倍自民圧勝」)

事実、自民党は、1人区での第1党勝率93.5%(29勝2敗)で過去最高、選挙区候補者の当選率95.9%(49人中47人当選)で過去最高、改選議席での第1党と第2党の「格差」3.8倍(自民65議席、民主17議席)で過去最高と、まさに歴史的大勝でした。そして各紙社説とも安倍内閣への期待と数に驕ることのないようにと注文を付けていました。

しかし、選挙というものは実に不思議なもので、安倍内閣への期待が益々高まるものと思いきや、共同通信社が参院選直後の22、23日に実施した全国緊急電話世論調査によると、安倍内閣の支持率は前回6月調査の68.0%から11.8ポイント減って56.2%に急落(支持率が50%台になったのは安倍内閣発足以来初めて)、不支持率は前回の16.3%から31.7%とほぼ倍増しました。しかも、不支持の理由のトップは「経済政策に期待が持てない」の29.6%。前回より9.3ポイント増えています。

これには意外というより他にありません。景気など経済対策に期待が集まったからこそ自民党が圧勝したのではないのでしょうか。

民主主義に対する批判の一つに、「民主主義を無条件に広めると、知的教育を受けていない者、恐怖や怒りなどの個人の感情や利害損得に影響されやすい非理性的な者も有権者となり、結果として衆愚政治となりかねない危険がある」(ウィキペディア)と指摘されています。

もとより、安倍内閣、ひいては自民党に反対する人達が私の回りにも沢山います。その人達が「非理性的」だとは間違っても思いません。また、有権者を納税者に限るなどの「制限民主主義」にも反対します。ただ、選挙結果と共同通信社の世論調査のかい離の大きさに一抹の不安を感じます。つまり、有権者の気持ちはその時々で激変するのだと。そして自民党圧勝に喜んではいられないのだと・・・。

私達が民主主義を衆愚政治にしないためには、常に理性的に判断することが欠かせないのではないでしょうか。同時に、投票率の低さも民主主義への不信を助長しかねません。今回の全国の投票率52.61%は過去3番目の低さでした(因みに東京都は53.51%、中野区は53.07%)。一票を行使する意義を私達は決して忘れてはなりません。